過剰な足し算より引き算か

今日は、とある施設を見学に行きました。


家づくりの参考にするためです。


セカンドハウス目的に作られたその家は、今は宿泊施設として運営されているそうです。


もともと、セカンドハウスなので、機能的には最低限のシンプルな作りでした。



一階は大広間のようなホームシアターが備えられた大きな空間でした。土間のキッチンとお風呂、そして、客間のような6畳の素敵な和室がありました。


二階は、ベッドが3台入っているこじんまりした寝室とトイレのみです。



寝る部屋とあとは大きな自由に好きに使える空間のみ、、というようなシンプルなつくりでした。


別にこれが家でも十分問題なく暮らしていける機能だなと思いました。


我が家は子供2人と大人1人で暮らしていますが、今は3LDKの間取りに住んでいます。


ただ、まだ子供が小さいのもあり、結局3人同じ部屋にいることが多く、3人同じ部屋で寝ているし、子供たちが普段いるのは、その寝室でごろごろしてるか、キッチン横のリビングエリアくらいです。



結局そのふたつの部屋で暮らしているようなものです。



2階建てで各自に子供部屋を作ったとしても、まだ、子供はそこで寝ないし、ひとりで自分の部屋で遊んだりしないんだろうな、、結局LDKにみんないるだけなんだろうな、、、、もしかしたら、寝るのもLDKのすみで布団敷いて3人で寝てるかもしれない、、



と思ってしまいます。



あまり余計なものは必要ないのかもしれません。


機能性を追求したり、収納を十分確保したり、、動線を完璧に追求しようとしたり、もしかしたら、そういうのは過剰なものなのかもしれません。



確かに便利な面もあるのかもしれませんが、心配ベースだったり、、合理性のみにかたよったり、、、なんか、ごちゃごちゃ考えすぎて、かえって使いづらい家になる可能性だってあるのかなと思いました。



家なんてただの箱の組み合わせ、、箱は作ってから中の細かいところは後から、住みながら模索してもいいのではないかと、人と話をしながら思いました。


家具だって家を作る前からこれなんて、決められないし、、その空間もわからないのに、棚をどこに作るとか、中に住んでから、こんな家具ほしいとか、ここにベンチを作るとか考え始めてもいいんじゃないか、、


それを思ったら、まずはどんな素材でどんな形の箱を作るか、、そういうシンプルな所から考えていけばいいような気がしました。



家づくりが少し楽しくなりそうな、肩の荷が少し軽くなったような気がしました。


最初から完璧を目指しても、完璧なんてないわけで、後からどんどんカスタマイズして必要なものを必要なだけ加えて変化していく家、そういうのがもしかしたら本来の家のあり方なのかもしれないなとも思いました。



変化しない完璧な家なんて、維持するのにそれだけで多くのエネルギーを、使うような気がしました。

多良見かなえ 沖縄ゆんたく日記

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