あるかもしれない破滅への憧れ
「ブルージャスミン」という映画が気になっていた。
監督も好きだった監督で、主演女優のケイトブランシェットも美しく華があり知的で好きな女優さん。
幻想から抜け出せず、破滅的に生きる女性の話だった。
私が女優だったら(ふてぶてしい!)こういう役はほんとにやってみたい!と思うような気がする。現実ではできないけど、これを思い切り演じられるのはとても楽しそう。
この生き方を見方によっては、現実見れないバカな女のひとことで終わってしまうかもしれない。
でもこういう話が昔から映画になったり、小説になっているのは、破滅への憧れみたいなものが人の中にあるのかもしれないと思った。
ただ単に意地でも幻想から出られない女性の話なのかもしれないけど。
でも、何だか惹かれてしまうのは、自分の中にも破滅願望みたいなものがあるのかもしれないと思った。
わざわざ、自分を破滅に追い込まなくてもいいんだけれど。破滅に伴う、美学もあるのかもしれない。
そこにはまる必要はないけれど、最後まで貫いたら何かが残るのかもしれない。
でも、やっぱり自分で破滅の道を選ばなくたっていいかなと、ちょっと今は思う。
そんな自分がいるなと気付いた、この切り替わった9月の初めでした。
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