生きることへの根源的な不安感や否定的感〜バーストラウマ
バーストラウマという言葉を聞いたことはあるでしょうか?
バーストラウマは、人間や哺乳類が産道を通すってくる時に感じる、肉体的、心理的、感覚的な苦しみや恐怖のようなものを指します。
母胎内にいた時の母親からの心理的な影響もバーストラウマに含まれます。
これは、生きることへの根源的な不安感や否定感につながっています。
個人によって、おそれや不安を感じる程度はさまざまですが、現代の人為的な医療の介入したお産の場合、バーストラウマが増長されやすいとも言われています。
自然分娩によって産まれた場合と、帝王切開によって生まれた場合を想像してみると、やはり後者の方が、感じたことのないおそれを感じたりしそうです。
出産後の対応もとても重要です。カンガルーケアの様に、出生後すぐに母親の心音の聞こえる胸の上に置かれた赤ちゃんは安心するでしょう。
一方で、必要な処置などがあり、母体から切り離されてそのまま、知らない人の手で触られてあれこれ医療処置をされてしまった時の、恐怖や不安感は、想像できると思います。
顕在的にこのような時の感覚を覚えてない人の方が多いとは思いますが、この体験や経験が潜在意識は刷り込まれていて、生きることへの否定感、不安感のもとになり、実は成長段階で忘れられてしまうようにおもいますが、それが種となり、その人の人生の出来事の解釈によって膨らみ、人間関係や生き方に大きな影響を及ぼします。
自分は生きる存在価値がないとか、自分は必要とされてない人だとか、生きることに前向きになれない、生きたくない、または、見捨てられるような不安などです。
バーストラウマとインナーチャイルドのヒーリングでは、これらの根源的な否定感を取り除いていきます。
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